活動日記
5月26日(火)議会バッシングに負けないで
全国の町村から約1500名の議長・副議長が一堂に会して、中野サンプラザにおいて研修会が開かれました。「これからの町村議会を考える」をテーマに、基調講演は地方自治の母国英国の例を挙げ、地方創生に期待がかかる我が国の地方自治について、お話をいただきました。その後5つの全国町村の代表者によるシンポジウムが展開されました。
それぞれの町村で手法は異なりますが、共通しているのは、開かれた議会の象徴として、議会の中継など広く市民への公開、議会報告会の開催、議会だよりの充実による市民との接点を多くするということでした。
北海道の福島町では、答弁の際朗読を極力少なくし、内容の説明を充実させるよう要望し、実現した事(このことは私も常に感じています)議員に配布する資料と同様なものを傍聴者にも配布するなど公開性を強調していました。
山梨県昭和町では、学生議会、井戸端会議、議員活動報告会等をこまめに開催、また、議会モニター制度も導入し、議会改革を目指していました。
山形県の川西町では、議会基本条例の制定に始まり、町民との意見交換会の開催などで、議会の活性化に努めていました。また、地酒による乾杯を推進する条例も制定し、地域振興にも努力をしています。
鳥取県の日南町では中心地整備によるコンパクトビレッジ構想を聴くことが出来ました。これは私たちの奥多摩町にも通じる発想ではないかと思いました。
沖縄県の南風原町では、検討、参考にするという答弁について、しっかりと追跡調査をするという姿勢を確認した事、また、反問権、反論権についての必要性も議員の資質向上のためにも必要であるとの見解でした。ここも私自身も同様の見解です。
このように全国の町村議会の改革の実態を肌で感じることが出来た貴重な研修会でした。