活動日記
6月23日(火)~24日(水)国滅ぶは教育の衰退なり
私の所属する町議会の会派「緑水会」の視察研修が23日24日と行われました。研修地は青森県西目屋村、過疎地でありながら斬新的な教育活動をしている西目屋村に学びました。
西目屋村は弘前市に隣接した人口1500人余りの小さな村で、児童生徒数も100名を割っています。しかし、この村の教育方針が今、全国でも注目を集めています。研修の冒頭に、教育長の熱い思いと施策が語られました。「教育は人なり」まず、良い先生に巡り合うこと巡りあわせる事、そして、素直な子どもたちが熱心な先生から教えを吸収する環境を整える事。これが全てであるとのお話でした。
村長さんも若い方でしたが、お父さんのような教育長をはじめ教育スタッフを信頼し、政策を実行しています。その結果として、若い親御さんが子どもたちをこの村の教育に全面的に預けるという信頼関係が構築されています。
目屋には東と西がありました。西目屋はそのまま村として存続しましたが、東目屋はお隣の弘前市に属することとなりました。西目屋その弘前市と圏域定住自立圏の形成に関する政策協定を結び、その協定の中に教育の連携が謳われています。結果、少人数となった西目屋中学校が弘前市の東目屋に事務委託をし、活発な中学校生活を送っています。
他にも奥多摩町と同様に少子化対策の一環として、子育て支援、定住化支援を行っています。その中で印象に残ったのは、妊婦健診などなど母子への温かい配慮のある政策が多いこと、新生児用のチャイルドシートの貸し出しなど、親が望むお金だけではない配慮が随所に感じられました。このことは、子育て支援を説明された福祉課の若い職員の笑顔と丁寧な説明で納得をすることが出来ました。