明治大学のラグビーは、故北島御大の「前へ」を常にプレーに表すものでした。ここ数年、大学ラグビーは数年前の関東学院、ここ数年の帝京など新興チームの台頭が目立っています。なんとか早稲田が頑張っていますが、明治、慶応の不振が続いています。チーム作りに工夫をしている筑波が今年帝京を破ったのは大いに称賛されるものだと思います。その明治大学、今年は「前へ」プラス展開のラグビーをして復活の兆しを見せています。監督がバックス出身だったこともあるのでしょうが、今日の試合もフォワードとバックスの融合が採れた試合を見せてくれました。
一日休みを頂き、明治ＶＳ流通経済の試合を相模原のギオンスタジアムまで観に行きました。流通経済も台頭グループの一角です。付属高校の強化と外国人選手の勧誘で強くなっています。その付属高校からも明治へ進学しプレーしている選手も何人かいます。司令塔のスタンドオフは対戦相手の流通経済の付属出身です。前半は互角に近い展開でしたが、後半は流通経済の守備が乱れ地力に勝る明治が突き放しました。
もう１試合は後半から観戦しましたが、前半と真逆の展開で法政が中央を大逆転しました。ひとつの流れをせき止められなくなると、こうなってしまうのかという試合でした。勝負は恐ろしいなと思いました。
さて、初めて行った相模原のギオンスタジアム、来るべくラグビーのワールドカップの開催地日本での競技場としての誘致に頑張っているようで、場内放送でも再三訴えていました。新しい素晴らしい競技場でしたが、まだ場内に売店等の設備が無くこれからの課題でしょう。