もう何年か経っているんだから、いつまでも被害者意識を・・・などと言われてしまう悲しさは、被災者にとって重いものということを今日改めて確認しました。
今日は「第１１回平和のための戦争展」が町の文化会館で開催されました。２０１１年３月に起こった大震災、福島第一原発に一番近い協会の皆様が、紆余曲折の路を辿りながら一か月後に奥多摩町を訪れ、約１年間移り住んだことがありました。老若男女６０名余の方が奥多摩町小丹波の教会で過ごされ、地域住民との交流が始まりました。当時小中学校に通った児童生徒、地域の事業所で仕事をされた主婦、いろいろな想いが交錯した奥多摩の避難生活だったと思います。その１年間の思いを携えて、教会の牧師さんが震災を奥多摩での生活を振り返るため、朝５時半に福島を出発し、奥多摩町まで講演に出かけてくださいました。当時、支援の輪に加わった関係者や地元住民皆様が大勢かけつけ、改めてその重大な出来事について認識を新たにしました。復興は今、始まったばかりだ・・・と。