活動日記
7月21(火)~22日(水)復興に向かって
議会の管外視察のため一泊二日で大島町を訪れました。今回の目的は復興状況、この災害に起因した防災対策、観光産業の現状を学ぶことでした。
さて、研修の冒頭は10年にも及ぶ復興計画の説明でした。平成25年、大量の雨による土砂災害は島の機能を奪うだけでなく尊い人命をも奪ってしまいました。復興の計画は莫大な費用と労力を要します。役場職員の説明にもその必要さが表れていました。災害状況は数えきれないほどの事例がA3用紙10数枚にも亘っていました。それほどの災害だったということです。同席した大島町の議長は、この災害後パジャマで就寝しなくなったと・・・
役場での説明を受けた後、午後からは災害現場と復興の状況を視察しました。なぜこんな所まで土砂が流れ込んだのかと思うほど、奥多摩と比べて急傾斜地がありませんでしたが、後方の山肌を見るといたる所に崩壊した個所が見受けられ、事の重大さを思い知らされました。被災者皆様への花を捧げ視察を終えました。私の住む奥多摩町でも700ミリを超える雨の場合は相当危険な状態が予測されます。今回の研修を教訓に地域の防災を考えてまいります。
帰路、大島空港に町の水産加工部の職員が土産を手に、見送りに来てくれました。今までに廃棄していた魚類を加工、商品化し第六次産業化を目指している状況説明を熱心にしてくれました。今後の販路拡大に協力してほしい旨を述べられました。地域振興のために汗を流している姿に共鳴し、大島を後にしました。
二日間快晴に恵まれた大島からは日本一の富士山がくっきりと視ることができました。