はじめの一歩第187号)
『みんな赤ちゃんだった』
師岡 扶美子
4歳になる娘はこの頃、
「N(娘)は、赤ちゃんの頃かわいかった?」などと、自分の小さかった頃の話に興味津々。
「うん、すっごく小さくて、おっぱい飲んでたんだよ〜。」
「えー!?おっかし〜!」などと、ゲラゲラ笑いながら大喜び。
それを聞いている兄(S)8歳も、
『おれは!?なんて喋ってた!?』
『あーとか、ぎぃーとか、Sはよく言ってたよ。』
『なんだよそれ〜🎵』二人でもゲラゲラ。
半年くらいらこの話題が続いているので、けっこう具体的に聞きたがる。
中でも、繰り返し聞いてきたのが"誰から産まれてきたか"だった。
NとSが、私のお腹から、というのは納得したのだが、
(ちなみに私は帝王切開だったので、傷跡もみて納得)
私と夫が、NとSのおばあちゃん達のお腹から、というのはびっくりしていた。
確かに、、、不思議である。
そこから、いとこなど身近な人が、どのお腹から出てきたのか、質問はつきない。
昨夜も、布団の中で赤ちゃんの頃の話題に。
『初めて喋った言葉はね、Sは"まんま"Nは"あーしゃん"って言ったんだよ』と伝えると、
『ええー!?そうなのぉ!?おかーさん、すっごく嬉しかったのー?』と、これでもかという程、目を輝かせるN。
そして、お母さんはどんな気持ちだったかなど、インタビューが始まる。
そんな兄妹の様子をみて、小さな頃の話をするだけで、こんなに喜ぶのかと、面白くも温かい気持ちになった。
通りすがりの人をみて、
『あの人も!?えーっ、みんな赤ちゃんだったのー!?おっかし〜!』
娘の感動は、まだまだつづく。