はじめの一歩第188号)
『大切なこと』
荒木 絵里香
コロナ禍の数年
友達と会うということが、めっきりなくなっていた。当たり前だったことが思うようにならない数年。
少しずつ緩和され始めた頃、地元の友達4人でご飯を食べに行った。
気づけば最後に4人で会ったのは4年前だった。
近況報告はSNSを通じてしていたものの
結婚していたり、子どもが産まれていたり、家族が増えていたり…
私たちが会っていない4年間はそれぞれにガラリと変化していた。
お互いの近況報告をしあって
思い出話やくだらない話で笑って
近所のファミレスで2時間。
一瞬の時間だった。
長い間会っていなくても
環境が変わっていても
会えば、一緒に過ごした学生時代に戻れる。
そんな時間が何よりのリフレッシュになり、とてもとても貴重に感じたし
大切な時間だと心の底から思った。
きっと、こんな世の中にならなければ気づけなかったこと。
これから先はもう少し、コロナ禍の状況も緩和されて、少しずつコロナ前の生活が戻ってくることでしょう。
でも、この当たり前のことが当たり前にできなかった数年を忘れずに
大切なことを改めて気づかせてくれたことに感謝をして
これから先を楽しんでいきたい。
本当に大変な数年だったと思う。
不便やマイナスに感じる事が多かったのかもしれないが
その中で、学びや気づきを与えてくれたこの数年を忘れず、大切にしていこうと思う。