活動日記
5月27日(月) 大往生
95歳での生涯を地域のために全うされた女性が亡くなられました。ここ数年は施設に入所されていましたが、たまに訪れると地域の話、親戚の話、生い立ちの話、これからの地域づくりなど留めもなくお話が湧いてくる方でした。週刊誌や単行本など書籍もしっかりと読んでいて、話題も豊富でした。
私が今の地域に移り住んでから30年余り経ちます。その頃は60代初めでまさしく血気盛んなおばちゃんでした。地域づくりなどその活動は私が知らない時代にも顕著なものがあったそうです。歯に衣着せぬその内容は、ひとことひとことが納得させられるものでした。「このおばさん言うなあ」と当時は思ったこともありましたが、今になって、生きている人間がなすべきことを教えられたのだと思い出されます。前の日まで食事もされていて、担当医師が気が付かないうちに息を引き取られたそうです。まさしく大往生です。ご冥福をお祈りいたします。合掌。