活動日記
8月31日(土) 岸壁の母
母は来ました今日も来た。
この岸壁に今日も来た。
届かぬ願いと知りながら・・・
「岸壁の母」の歌詞ですが、この歌詞を地で行くお話を聴きました。
戦争体験者が恒久平和のために語り継ぐ会「第9回平和のための戦争展」が町の福祉会館で開催され、5名の方の体験をお聴きしました。戦地ではあまりにも痩せすぎて、尻の骨があたるので座ることも出来なかった。毒芹やダニで命を失った仲間。話題は食べる話ばかりだが翌日に栄養失調でなくなっていたこと。22歳で満州にいる夫に嫁いだが、自分も含めほとんどの日本人が子どもを連れて日本に帰ることが出来なかった。もう少し早い決断があれば広島と長崎の惨事は無かったのではないか。などなど・・・
さて、岸壁の母ですが、舞鶴の港に実際に戻った方の話は身に詰まるものがありました。引き上げ船で帰ってくる身内を待つ家族でいっぱい溢れていたと・・・悲惨な戦争を繰り返さないでほしいと体験者の思いが身にしみました。
わたしも毎年参加していますが、今年は例年にも増して多くの参加者で会場は溢れんばかり、椅子を追加して並べるほどでした。それだけ平和を改めて考える現在なのでしょうか。