活動日記
9月7日(土)日本を振り返る
この夏、町の海外派遣事業でオーストラリアに行った中学生の帰国報告会が、奥多摩文化会館で開かれました。11名の生徒から感想を聴きました。
色々な経験の中から、特に印象に残った報告は、異国の地に出向き、文化や考え方、食生活の違いを感じ、日本のことをもっと知らなければ、ホストステゥーデントの質問にも答えられない、日本での学校の授業を大切にしなければいけないと感じたという生徒の話でした。
質疑のコーナーでは、中学校の校長先生から次のような質問が出されました。
「皆さんは、今度、オーストラリアの生徒が日本を訪れたら、奥多摩の良さをどのように、また、何をアピールしますか?」11名の生徒はしばらく考えていましたが、それぞれに想いを述べました。東京の水源である奥多摩湖、それを取り巻く山並み、清らかな多摩川、小さくとも仲の良い友達のいる学校、自宅に湧き出る井戸、などなど生徒の口々から次々と出てまいりました。その中で何名か共通して出てきたのは「人情、ひとの良さ、優しさ」という言葉でした。生徒たちも普段の生活の中で、それを感じていたということです。これは大切な財産だと思いました。もう一つ付け足してほしいのは、生徒が異国で経験した食についての違いを特に日本の奥多摩の食文化、保存食やわさびの効用を日本人がどのように使っているかなどをオーストラリアの友人が来た時には伝えてほしいと思いました。